一般職も看護師も、就職活動時に注意すべきポイントは同じです。採用面接は、看護部門だけでなく、院長や人事担当者など複数人で行うことがほとんどで、通常の就職活動と同じく、社会人としてのマナーや適性が問われるため、服装や作法をきちんと確認しておく必要があります。
また、一番重要なのが質問に対する受け答えの様子です。医療知識の確認は当然ですが、患者さんと直接対面する看護師の仕事では、対人スキルや人前で臆さない社交性なども重要視されます。したがって、質問に対しておぼつかない受け答えをしたり、自信のない態度を取ってしまうと、社交性がないと判断されてしまいかねません。面接で尋ねられる質問事項はある程度決まっているので、あらかじめ答えを用意して、受け答えの練習をしておきましょう。それから、相手の目をみて話したり、早口にならないように丁寧な話し方を心がけることも大切です。スマートフォンなどで動画を撮って、自分の話し方をチェックすると良いでしょう。
そして最後に、面接の質問内容で一番重要視されるのは看護に対する取り組み方です。高い医療知識を持って取り組むことや、スキルアップを狙うこと、また、患者さんに信頼されるような接し方を心がけることなど、求められる取り組み方は医療施設によって異なります。そのため、希望する施設の情報をきちんと下調べし、患者さんの層や医療機関の理念、そして施設の特徴などから看護師に求められる能力を読み取るようにしましょう。